旅客船の事故を想定し、関係機関が連携して救助体制を確認する対応訓練が17日、山口県下関市でありました。

訓練には、下関警察署や下関海上保安署などの関係機関からあわせて約40人が参加しました。訓練は航行中の観光船で火災が発生し、複数の乗客が海に飛び込んだ想定です。船から海に飛び込んだ乗客を乗組員が救助します。警備艇に乗った警察官や水難救助隊員が、乗客に見立てた人形を協力して船に引き上げました。航行できなくなった旅客船に海保の巡視船を横付けしえい航する訓練も行われました。

下関署 小清水徹地域官
「下関には関門海峡という交通の要衝であり、海の難所がありますので、有事の際には関係機関の連携が非常に大切です」

下関署では今後も連携を深めるため、訓練を継続していきたいとしています。