山口県人事委員会は17日、県職員の給与とボーナスを2年連続で引き上げるよう、村岡知事に勧告しました。

県人事委員会によりますと、今年4月時点の県職員の平均月給は35万7257円で、民間企業の平均より3766円、率にして1.05%下回っています。また県職員のボーナスは、民間企業より0.11か月分下回り、4.4か月分です。

民間企業との均衡を図るため、県人事委員会は県職員の平均月給を1.05%、ボーナスを年間0.1か月分引き上げるよう、村岡知事に勧告しました。引き上げの勧告は2年連続で、平均月給の引き上げ率が1%を超えるのは1994年以来29年ぶりです。

このほか、新卒職員の初任給を1万円以上引き上げ、大学卒業程度の新卒職員の初任給が初めて20万円を上回るよう勧告しました。

村岡知事は、「説明を踏まえて、十分検討して適切に対処したい」としました。