福島第一原発の燃料デブリの試験的な取り出しに向けて、東京電力は16日、2号機の原子炉格納容器のふたを全て開放しました。
福島第一原発の1号機から3号機では、原発事故で溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」がおよそ880トンあるとされています。このうち2号機では、来年3月末までに、ロボットアームを使ってデブリの試験的な取り出しを始める計画です。
東京電力は16日、挿入口となる2号機の原子炉格納容器の貫通部分につながるふたを全て開放しました。貫通部分は、直径55センチあり入口付近は、ビニール製のケーブルが溶け落ちた大量の堆積物で覆われていたということです。
東京電力は、今後2週間程度かけて入口付近の清掃を行い、その後堆積物を取り除くことにしています。














