ウクライナから岩手県洋野町に避難し、地元の小学校に通う双子の男の子へ学習支援などに役立ててほしいとロータリークラブがタブレットを贈りました。

 23日贈呈式が行われ、種市ロータリークラブの関根元会長がウエノ・セミョン君とマクシム君へそれぞれ1台ずつタブレットを手渡しました。
 二人は洋野町出身の元日本兵・上野石之助さんの孫で、母親や叔母とともに4月にウクライナから洋野町に避難してきました。6月に大野小学校に入学し、1年生として学校生活を始めています。
 タブレットは双子の母親・レーナさんの希望で、母国を離れて2か月になる2人に、ウクライナ人の教師がインターネットを通じて配信している授業も受けさせたいということです。
 セミョン君とマキシム君はさっそくタブレットの電源を入れ、夢中になって操作していました。

(セミョン君・マクシム君)
「ありがとう」
(種市ロータリークラブ 関根元会長)
「本当によろこんでくれたうれしかった。洋野町にいるうちは不自由なく暮らしていただきたい」

 種市ロータリ-クラブは今後も家族を支えていくとしています。