イスラエル軍による地上侵攻が間近に迫る中、パレスチナ自治区ガザでは今月7日以降の死者が2600人を超えました。双方の犠牲者の数は4000人以上となりました。

パレスチナ自治区ガザ北部では15日も、イスラエル軍によるイスラム組織ハマスへの報復攻撃が行われました。

ガザの保健当局によると戦闘開始以降、ガザでは2670人が死亡。

アメリカのCNNテレビによるとイスラエル側の死者は1400人に達し、双方では4000人を超えました。

ガザ北部の市民に退避を呼びかけていたイスラエル軍は15日、“これまで数十万人が南部へと退避した”と明らかにしましたが、地上侵攻が行われれば、民間人のさらなる犠牲は避けられない情勢です。

一方、ブリンケン長官はエジプトでシシ大統領と会談後、ガザ南部のエジプトに通じるラファ検問所が再び開かれ、ガザへの人道支援が行われるとの見通しを示しました。ブリンケン氏は16日に再びイスラエルを訪問し、対応を話し合う見通しです。