イスラエル軍によるガザへの地上侵攻が迫る中、パレスチナ難民を支援する国連機関のトップはガザの現状について「前例のない人道的大惨事だ」と述べました。

フィリップ・ラザリーニ国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長
「ガザでは、水も電気も不足している。実際、ガザは首を絞められた状況で、今の戦争により人間らしさを失っているようだ。この8日間、ガザでは1滴、小麦1粒、燃料1リットルたりとも許されていない」

UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長は15日会見し、生活インフラが遮断されているガザの現状を説明し、人道支援物資の安全な搬入の必要性を訴えました。また、UNRWAが設営している避難所に膨大な数の人が押し寄せているとし、「私たちにはもう対応する能力がない」と強調。

ガザの現状について、「前例のない人道的大惨事が繰り広げられている」と訴えています。