イスラエルのネタニヤフ首相は、与党と野党党首らが連携して発足させた「戦時内閣」を初めて招集しました。ガザへの地上侵攻に向けて政権の基盤を強化し、団結してイスラム組織ハマスに対抗する構えです。

ネタニヤフ首相は15日、戦時下の「挙国一致内閣」を初めて招集し、冒頭、イスラム組織ハマスとの戦闘で亡くなった犠牲者に黙とうを捧げました。

戦時内閣には、野党党首のガンツ前国防相ら5人が加わったとした上で、「ハマスは我々を壊滅させられると考えていたのだろうが、我々がハマスを壊滅させる」と強調。ハマスの掃討に向け、ガザへの地上侵攻を改めて示唆しました。

イスラエルの内政は直近まで混乱していましたが、ハマスとの戦闘を乗り切るため一部の野党と連携し、緊急政府を発足させました。