■プロ野球CSセ1stステージ・第1戦 広島 3x-2 DeNA ※延長11回(14日・マツダスタジアム)

2年連続クライマックスシリーズ(CS)出場のDeNAは、ファーストステージ初戦で延長の死闘の末、広島に悪夢のサヨナラ負け。6年ぶりのファイナルステージ進出に向け後がない状況となった。

初戦から大接戦となり、2-2の同点で迎えた延長11回裏、4人目のウェンデルケン(30)が、先頭・堂林に二塁打を許すと、小園を申告敬遠。代打・田中のバント失敗、坂倉が二ゴロのあと、最後は2死一・三塁で秋山にサヨナラタイムリーを浴びた。

直前の延長11回の打線は、広島・九里に対し先頭・山本祐大(25)が二塁打で出塁すると、代走の知野直人(24)が関根大気(28)の送りバントで三塁へ。一打勝ち越しのチャンスだったが、続く蝦名達夫(26)は打ち上げてしまい遊飛、林琢真(23)は代わったターリーを前に空振り三振に倒れた。

今季16勝で最多勝の先発・東克樹(27)は8回101球を投げ、5安打2失点。前半は投手戦が続いたが、打線は6回に宮﨑敏郎(34)の2ランで先制。だが終盤に同点に追いつかれてしまい、無念のサヨナラ負けを喫した。CSでのサヨナラ負けは球団初。

◆初戦から延長の激闘、勝ち越しチャンスをつかめず

先発の東は今季広島戦、6度先発し4勝0敗(防御率1.84)と負けなし。立ち上がりは1死で野間にヒットを許したが、続く西川を併殺打。2回は4番・堂林から3者凡退と安定したピッチング。

打線は1回、広島先発の床田を相手に、2死で大田泰示(33)が二塁打で出塁するが、続く牧秀悟(25)が投ゴロ。2回も2死から山本祐大(25)、関根の連打でランナーを出すが、東が遊ゴロに倒れた。

3回は先頭・林がヒットで出塁すると、桑原将志(30)の打席でエンドランを仕掛けるが、桑原が高めのストレートに詰まり左飛。さらに林は大田の打席で盗塁に失敗。大田は2打席連続ヒットも牧が二飛に打ち取られた。

直後の3回裏、東は先頭・坂倉のヒット、デビッドソンの四球、続く床田の送りバントで1死二・三塁のピンチを招いたが、菊池を空振り三振、野間を2-2に追い込んでから林の好守備にも助けられ遊ゴロに抑えた。4回はクリーンナップを2者連続三振を含む3者凡退。

先制点の欲しい打線は、両チーム無得点で迎えた6回、先頭の大田が四球で出塁すると、牧は一邪飛に倒れたが、続くリーグ首位打者・宮﨑が2球目インコースのストレートをレフトスタンドに運び、DeNAが2-0と先制。宮﨑はポストシーズン6本目(CS4本目、日本シリーズ2本)のアーチ。さらにソトがヒットを放つと先発・床田は降板。2人目の大道に対し、関根がヒットでつないだが追加点ならず。

援護を受けた東は6回、1死から菊池に内野安打、野間にヒットを許し一・三塁とすると、西川の犠飛で1点を返された。7回は3者凡退。8回は先頭・デビッドソンに四球を与えると、代走・羽月が送りバントと三盗で1死三塁に。ここで菊池にスクイズを決められ、2-2と試合は振り出しに。

勝ち越したい打線は9回、先頭・関根が出塁し、代打・柴田の送りバント、林の中飛で2死三塁のチャンスを迎えたが、代打・大和(35)が三ゴロに倒れる。9回裏は2人目・上茶谷大河(27)が先頭・西川にヒットを許すと、堂林の送りバント、小園の申告敬遠で1死一・二塁に。だが代打・松山は左飛、坂倉を投ゴロで切り抜けた。

延長10回の打線は九里に対し、2死で宮﨑がヒットを放つが、ソトが投ゴロだった。10回裏、3人目の伊勢大夢(25)が先頭・秋山に四球、矢野の送りバントで1死二塁とすると、菊池を遊ゴロに抑える。続く野間にセンター前ヒットを許し2死一・三塁としたが、西川を一ゴロに抑え11回へ。

11回は先頭の山本が二塁打、関根の送りバントで1死三塁のチャンスを作ったが、蝦名、林が凡退。その裏、2死一・三塁で秋山にタイムリーを許し無念のサヨナラ負けでゲームセット。

昨年はシーズン2位でCSに挑んだDeNAだが、3位の阪神に1勝2敗でファイナル進出を逃した。3位で臨んだ16年、17年はいずれもファーストステージを突破し、セ・リーグでは16年から6年連続(20年は開催なし)で3位チームがファイナルステージに進んでいる。