熱戦が続く鹿児島国体、12日は、ボクシング競技の決勝が行われ、少年男子で日章学園の吉住将丈選手が優勝しました。
MRTテレビ「Check!」スポーツ担当・菊地由希子さんの現地取材です。
(菊地由希子リポーター)
「阿久根市にやってきました。日本一まであと一つ。ボクシングの宮崎県勢6人が決勝戦に挑みます。」
ボクシング競技は、12日、少年男子と成年男子のそれぞれ8階級と成年女子の1階級の決勝が行われました。
中でも注目は、今年インターハイを制した日章学園の2人の選手です。
まずは、少年男子フライ級の圖師安蓮。
決勝の相手は、ジュニアの日本代表にも選ばれた経験がある強豪、千葉県代表の片岡叶夢です。
会場には、同じくインターハイで優勝した経験がある父の安徳さんも応援に駆けつけました。
圖師は、第1ラウンド、なかなか攻撃を仕掛けることができず、苦しい展開に。
続く、第2ラウンドは、得意の右カウンターが当たりはじめ本来のペースを取り戻します。
勝負の行方は判定となりますが、2対3。惜しくも敗れた圖師。
インターハイに続く2冠達成とはなりませんでした。
(ボクシング少年男子フライ級 圖師安蓮選手)
「この前のインターハイ優勝することができたので、圧倒して2冠目とろうと思ってた。優勝できなかったので、すごく悔しい」
続いて、少年男子ライトウェルター級に登場したのは、全国大会5冠に期待がかかる吉住将丈。
序盤は沖縄県代表の川端響也に攻め込まれ、なかなか自分のボクシングを展開することができません。
その後、次第にペースをつかんだ吉住は着実にポイントを取りにいきます。
判定の結果、5対0で吉住。インターハイに続き国体でも日本一に輝き、悲願の5冠達成です。
(父・康史さん)「5冠はたしかにすごかった。よくやりました。」
(ボクシング少年男子ライトウェルター級 吉住将丈選手)
「こんなに自分が成長できた3年間は本当に楽しかったし、まだまだまだ自分はいけると思うので、その大学でしっかり頑張りたい」
そのほかの結果です。
ボクシングの少年男子バンタム級で日章学園の林 賢新選手が準優勝。
成年男子のライトフライ級でも、日章学園出身の金谷成留選手が準優勝です。
同じくボクシング成年男子で、いずれも日章学園出身で、ライトウェルター級の西山潮音選手とウェルター級の脇田夢叶選手も準優勝に輝きました。
宮崎県勢は、ボクシング競技男女総合成績で団体2位となり、連覇達成は惜しくも逃しましたが、大いに活躍しました。