4年前の台風19号で、福島県では、川の決壊が相次ぎました。このうち、支流も含めて、およそ30か所で決壊した阿武隈川では、いまも整備が進められています。
関根佑記者「須賀川市の江持地区です。台風の被害を受けて、このあたりの阿武隈川の幅を広げたということです」
須賀川市の江持地区を流れる阿武隈川。地区では台風19号の際に、阿武隈川の堤防が決壊し、広い範囲で浸水するなど、大きな被害がありました。
台風の後、阿武隈川では豪雨の際に水位を下げるため土砂などを取り除く「河道掘削」と呼ばれる工事が進められてきました。国土交通省によりますと、計画のおよそ7割にあたる160万立方メートルの掘削が完了したということです。
一方、国の計画では、阿武隈川沿いの鏡石町、玉川村、矢吹町に遊水地を建設する予定です。予定地には住宅も含まれていて、国は、およそ800世帯ある地権者との交渉を進めています。














