山口県山口市のふるさと納税の返礼品に、不適切表示をされた商品が153件あったことが11日、わかりました。市は対象者におわびや寄付金返還の措置をとるとしています。
山口市鋳銭司の水産加工物を製造・販売する富士水産は6日、原料原産地を偽って商品を販売したとして、中国四国農政局から食品表示法に基づく表示の是正などの指示を受けました。中国四国農政局によると鉄火丼の素とまぐろ漬け丼で、インドネシア産のマグロを国産と、メバチマグロをキハダマグロと、偽った表示をしていました。
富士水産は山口市のふるさと納税返礼品の一部を製造していて、市が聞き取り調査をしたところ「海鮮丼4品人気セット」など5つの商品に不適正表示の品が含まれていたことがわかりました。不適正表示品が含まれた返礼品は、2023年6月から7月の間、153件発送されているということです。
市は7日付けで富士水産が製造する返礼品の登録を取り消したほか、対象者におわびの文書を送り、希望者には寄付金を返金するとしています。市は「各事業者に商品の表示等について再度チェックを行うよう要請し、誤りが無いように周知徹底を図る」としています。














