詐欺の被害から高齢者を守ろうと、山口県防府市の商業施設で園児らが高齢者に詐欺への警戒を呼びかけました。

防府警察署に集まったのは、地元の妙蓮寺保育園の園児10人です。藤村亨署長から「うそ電話詐欺やっつけ隊」に任命された園児らは「悪いやつをやっつけましょう」と激励を受け、署長と同じ階級の帽子をかぶせてもらいました。このあと近くの商業施設に移動して「だまされないで!」などと高齢者に声をかけながら被害防止を呼びかけるチラシなどを手渡しました。

園児
「高齢者がだまされると、悲しいきもちになる」
別の園児
「電話がかかったときに、チラシをみて気をつけてほしい」

今年に入って先月末までに防府署管内でのうそ電話の被害は6件で被害額は4590万円に上ります。

チラシを受け取った人
「自分がしっかりしないといけんと思います。小さい子から気をつけてくださいと言われたら、なるほどなと思いますね」

防府署では「怪しい電話には誰かに相談するなど落ち着いて対応してほしい」としています。