急増している自転車の盗難被害を防ごうと警察官らが11日朝、JR大分駅前で鍵かけの徹底を呼びかけました。
この取り組みは11日から始まった「全国地域安全運動」の一環として行われたものです。
JR大分駅前では警察官と学生防犯ボランティアのメンバーあわせて17人が通勤や通学で駐輪場を利用する人にチラシとワイヤー錠を配り、自転車盗難被害の防止を呼びかけました。
県警によりますと、県内で起きた今年の自転車盗難件数は9月末時点で413件で、去年の同じ時期と比べて134件も増加しています。このうち7割以上が鍵をかけていなかったということです。

(大分中央警察署生活安全課・渡邉桃菜巡査)「自宅や外出先、また屋内・屋外駐輪場を問わず、どこでも鍵をかける習慣をつけてほしい」
県内では若い世代の自転車が盗まれるケースが目立つため、警察は保護者から子どもに鍵かけの重要性を話してほしいとしています。