埼玉県議会で、子どもの留守番などを禁止する虐待禁止条例の改正案が提出され、波紋が広がっていた問題。一転、取り下げです。

埼玉県議会自民党議員団 田村琢実 議員
「大きな不安の声、ご心配を賜っていること、心からお詫びを申し上げたいと思います。団を代表してお詫びを申し上げます」

埼玉県議会で虐待禁止条例の改正案が提出され、波紋を呼んでいた問題で、自民党の県議団がきょう、改正案の取り下げを表明しました。

埼玉県議会自民党議員団 田村琢実 議員
「諸般の事情を考慮し、取り下げをさせていただきたい」

改正案は、保護者が小学3年生以下の子どもを自宅や車に残したまま外出することなどを禁止するとしていたため、“留守番禁止条例”ではないか、などと懸念する声が上がっていました。

県議団が提出した今月4日以降、子育て中の人などから「厳しすぎる」といった声が殺到し、きょうまでに寄せられた1007件の意見のうち、ほぼ全てにあたる1005件が反対意見だったということです。

実際に、県内で2人の子どもを共働きで育てる家庭からは。

埼玉県在住の子育て世帯
「どうしても共働きをしていると、(子どもだけで)留守番をしてもらわないといけない時がでてしまう」
「子ども育てていく環境としてもいい街だなと思って埼玉を選んだので、魅力がなくなってしまった」

埼玉県の大野知事は…

埼玉県 大野元裕知事
「条例案の提出までの段階で、執行部に相談や意見を求められたことは一切ございませんでした。撤回については歓迎したい」

県議団は今後、改正案を再び提出するかどうかについては「ゼロベースで何も考えていない」としています。