ロンギヌスの槍をときわ公園に突き刺したことで話題になった、山口県宇部市。
エヴァンゲリオンにあやかった取り組みは2年前に始まりました。
宇部市とエヴァンゲリオン、その歩みを振り返ります。(2021年11月取材)

宇部市の各地で人気アニメにあやかったイベントが開催されることになりました。篠崎・宇部市長が会見しました。会見場所は、なんとJR宇部新川駅の構内、3番線ホームです。

というのも…

篠崎市長「まちじゅうエヴァンゲリオンを発動します!」=

そう。

大ヒット映画、「シン・エヴァンゲリオン」にあやかった「まちじゅうエヴァンゲリオン」です。宇部市は、エヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さんの出身地。

この、JR宇部新川駅も劇中に登場する舞台のモデルのひとつとなりました。

「まちじゅうエヴァンゲリオン」は宇部市政施行100周年を記念したものです。
宇部線と小野田線の駅やその周辺の施設でスマートフォンを使ったスタンプラリーを実施。

スタンプを集めた人に抽せんでフィギュアなどがプレゼントされます。
ほかにフィギュア展なども開かれ訪れた人に作品を体感してもらおうという狙いです。

「まもなく列車が参ります」

列車の接近を知らせるアナウンス。

知らない人にとっては何の変哲もありませんがこの音が映画に使われていてファンのあいだではテンションが上がるポイントだそうです。

興行収入100億円を超えるヒットとなったこの映画。

駅には、映画の面影をさがすファンが訪れているそうで入場券は1か月で1500枚も売れたそうです。

実際、この日も…

東京から新婚さん「エヴァのロケ地というかモデルになったところで」「けっこうそっくりだなっていう感じですね」

宇部市を多くの人に知ってもらい、訪れてもらうきっかけになればと市民の期待も大きいようです。

市民は「宇部市の方がエヴァを作ったから宇部市民としてそういうことをやってくれるのはおもしろいことだし楽しみだなと思います」

市民は「有名になって人が来てくれたら栄える」

宇部市の「まちじゅうエヴァンゲリオン」は現在第三弾まで続いています。