新潟県三条市で職員が使う名刺のデザインが新しく統一され、これまで個人負担だった名刺の作成費が“公費負担”となりました。全国でも珍しい取り組みだということです。

【記者リポート】
「三条市職員の名刺は、以前はバラバラのデザインでしたが、新しく3本の線が目を引く素敵なデザインに生まれ変わりました」

10月から新しいデザインに生まれ変わった三条市の名刺。
三条市の「三」をとって描かれた3本線は部署ごとに色や太さを変え、三条市が推進する「多様性のまちづくり」を表現しています。

今まで名刺の作成費は職員がそれぞれ個人で負担していましたが、これからは公費負担に変わります。三条市によりますと、自治体職員の名刺の作成を公費で賄うのは全国でも珍しいということです。

【三条市 人事課 松平清美 主査】
「行政らしくないスタイリッシュなデザインですので、三条市が先進的・革新的な取り組みをしているんだということを皆さんに知ってほしいと思います。費用が個人の負担になっているということもあったと思うので、そこも解消に繋がったかな」

ほかにも、アルファベット表記や点字が施されたデザインなども用意されて順次、職員に配られるということです。