福島第一原発の処理水について、東京電力は5日、2回目となる海への放出を始めました。これまでに放出設備などでトラブルは確認されておらず、原発の周辺で5日に採取した海水のトリチウム濃度も10地点すべてで検出限界値未満だったということです。

福島第一原発の処理水について、東京電力は5日、2回目となる海への放出を始めました。計画では、1回目と同程度のおよそ7800トンを、17日間かけて放出する予定で、6日午後4時までに539トンを放出したということです。

また、東京電力は2回目の放出後に原発から3キロ以内の10か所で海水を採取し、トリチウム濃度の分析を行いました。その結果が先ほど公表され、すべての地点で1リットルあたり10ベクレルの検出限界値を下回りました。

このほか、県や環境省、水産庁も最初の放出以降、毎日周辺の海水や魚類のモニタリング検査を実施していて、東京電力の「処理水ポータルサイト」で結果を公表しています。