国内初の取り組みが新潟県 長岡市で始まります。
長岡市は、公的な研究機関として国内最大級となる産業技術総合研究所と、長岡技術科学大学とタッグを組み、地域課題を解決する研究をスタートさせます。
5日に長岡市で開かれた会見には、長岡市の磯田達伸市長のほか、国内に12か所の研究拠点を持つ産業技術総合研究所(産総研)と、長岡技術科学大学(技科大)の鎌土重晴学長が出席しました。

これまで廃水処理の実証実験などを行ってきた3者は、今回はコメから出る廃棄物の有効な活用方法の模索などのバイオ分野で、研究や地元の企業支援を連携して行います。

その名も『NAGAOKA・AISTーBIL(アイストビーアイエル)』。
研究は、技科大や産総研が北海道などで持つ研究所で行い、長岡市の人づくりと産業振興の拠点「ミライエ長岡」からは広報活動などを展開します。

【産総研 田村具博 生命工学領域長】
「長岡市が入ることで、いかにイノベーションに繋げていくかといったときの様々な関係方面への橋渡しや調整に期待」

【長岡市 磯田達伸 市長】
「極めて画期的な、長岡の産業に夢を与えてくれると思う」

産総研が行うこのBILの連携体制に、自治体が入るのは初めてだということです。11月7日にはキックオフイベントが行われ、研究がスタートします。