人気アニメ「エヴァンゲリオン」の監督、庵野秀明さんのふるさと宇部市で10月に「まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾」が始まりました。目玉は全長7メートルの公園に刺さった「ロンギヌスの槍」。きっかけは若手社員の雑談からでした。(2023年8月取材)

篠﨑圭二・宇部市長(7月会見)
「まちじゅうエヴァンゲリオンを第3弾に移行します。まず一つ目、地元企業と強力タッグを組みましてロンギヌスの槍をときわ公園に刺します!」

まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾は、10月6日から来年1月8日まで開催されます。

ときわ公園に刺す、と市長が発表した「ロンギヌスの槍」は、エヴァンゲリオンのアニメや新劇場版に登場する重要なアイテムです。

製作は、宇部市内の企業「宇部スチール」です。ことし8月、20代、30代の社員が中心となり試作品を作るなどして取り組んでいました。

宇部スチール 網干空さん
「若手社員でロンギヌスの槍を作ったらおもしろいんじゃないかなという話になって上司に相談したところ上司が宇部市に提案してくれたんですよ。エヴァ好きの社員が多くていろんな意見が、ああじゃないかこうじゃないかって、飛び交って盛り上がってます」

作られる槍は約7メートル。色や質感などを熟考しました。

網干空さん
「らせん形状を鋳物で作るのは苦労してますが、みんなで検討して10月には驚かれるものを必ず作りたいと思っています。そして、これを通じて今回のイベントが盛り上がることを期待しています」

アジア諸国の中でもエヴァンゲリオンのファンが多い台湾に向けて、SNSを使った集中プロモーションを実施するということです。