山口大学に、がんや遺伝病の先進的な治療などに取り組む、新たな研究所が設置されました。

新しく設置されるのは「細胞デザイン医科学研究所」です。細胞を人工的に変えてデザインすることで、細胞に新しい機能を持たせ、強化することを研究します。山口大学ではこれまで肝臓病再生療法やがん免疫細胞療法、それに伴う細胞培養技術やゲノム編集などの研究を行ってきました。新しい研究所ではさらに高度な研究を予定していて、次世代の細胞治療や、遺伝子治療のもとになる技術やノウハウ、素材や材料を生み出す国際的な研究拠点を目指します。また獣医学部など他の学部とも連携し、人や動物の健康寿命を延ばすことにも取り組みます。

細胞デザイン医科学研究所 玉田耕治所長
「人と動物が病気で苦しむ世界がなくなる、そこが一番重要なゴールです。そのための研究所ですのでそういう目的に向かってしっかりすすめていきたい」

研究所の設置は23年ぶりで、大学内で2つ目となります。