アメリカのバイデン政権は、メキシコとの国境から大勢の不法移民が入国してくる事態に対応するため、トランプ前政権が進めた国境の壁の建設を一部認める判断を出しました。
アメリカのマヨルカス国土安全保障長官は5日、メキシコから大勢の不法移民が入国してきている南部テキサス州の国境の複数の場所に、壁の建設を認める決定をしたと明らかにしました。
マヨルカス長官は去年10月から今年8月にかけて、今回、壁の建設を認める地域だけでも24万5000人もの不法移民が入国してきたことを挙げ、「国境付近に物理的な防壁と道路を建設することが、緊急かつ急務となっている」としています。
バイデン大統領は就任直後に、トランプ前政権が推し進めた国境の壁の建設を中止しましたが、殺到する移民を前に、政策を大きく変更した形です。
テキサス州は入国した不法移民をバスで北部の州に移動させていて、受け入れに苦慮するニューヨーク州の民主党の知事が国境の閉鎖を求めるなど、政権の対応に批判が高まっていました。
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