山梨県内で収穫を控えたモモなどの盗難被害が相次いでいることを受けた対応です。
県は防犯機器の設置やパトロール費用を補助する緊急対策を打ち出しました。
県内では収穫間近の農作物が盗まれる被害が相次いでいます。
6月に入り甲府市と中央市でトウモロコシおよそ1200本。

さらに山梨市と笛吹市の少なくとも9か所の畑で、モモおよそ9400個の盗難被害が確認されています。

これを受けて21日、長崎知事は農作物の盗難被害を防ぐため緊急対策を打ち出しました。

主な対象はモモやブドウなどで防犯カメラやセンサーライトといった防犯機器を畑に新たに設置する費用やJAなど産地単位で行う夜間のパトロールを外部へ委託する経費などについて補助を想定しています。

山梨県 長崎幸太郎知事:
農家や関係者にはきょうから先にやってもらい、後でその部分を支弁する形にしたい。
制度の詳細については、今後JAなど生産者団体と協議した上で6月中にも公表したいとしています。