鹿児島市の繁華街・天文館では、かごしま国体・大会の開催を前に、今月から客引きなどを禁止する条例が施行されました。夜の街はどう変わり、客引きをしていた人たちはどうなったのか?初日の夜を取材しました。
(記者)「条例が施行されて初めての夜。日曜で人通りはもともと少ないものの、客引きをする人たちの姿は、見あたりません」
天文館地区でも特に飲食店が多く集まる文化通り。これまで客引きや勧誘の人たちが多く見られた通りは、静かな様子でした。
Q.客引き禁止条例は知っていたか?
(県内から)「はじめて知りました。ちょっと寂しいと思った」
(県内から)「(禁止条例は)いいことではある。怖がっている人もいたので」
(東京から観光)「東京(新宿など)は普通だから。客引きないのは。ないほうがいい。安心できるから」
しかし、しばらく街を取材していると、飲食店の従業員とみられる男性が路上に立ち…。
(記者)「メニューのようなものを持った男性が、客に声をかけて見せています。そして客を店の方へ連れて行きました」
客引き行為をしたとみられる男性は、警戒したのか、再び姿を見せることはありませんでした。
飲食店などの従業員が路上に立ち、道行く人に声をかけて勧誘する客引き行為。天文館では、もはや日常となっていました。
一方で、しつこい付きまといや料金を正しく伝えないなど、悪質な勧誘による被害で「街のイメージが悪くなる」という声が客や店から上がっていました。
今月から施行された条例で客引きの禁止対象となったのは、東千石町や千日町などの天文館エリアです。
客引きは、これまでも県の不安防止条例によって風俗営業では禁止されていましたが、新たな条例により、飲食店など幅広い業種にも拡大されました。指導員が巡回し、中止命令に従わない場合は5万円以下の過料を科すほか、氏名や店舗名などを公表できるとしています。
天文館文化通り会の会長で、居酒屋を経営する中原寛さんは、客引きの禁止を求めていた1人です。
(天文館文化通り会・中原寛会長)「ここは美味しくないとか、うちのほうが安いと言って、言葉巧みに客を連れていく」「フェアプレーの商売をしないと」
一方で、客引き行為をしていた「当事者」の受け止めは?
Q.お客さんに声をかけていた?
(9月まで客引きをしていた男性)「別にじゃまはしてないので。この通りは、そうしないと生き残れない」
Q.店は何階?
「2階。1階だったらしなくていいが。目につかないので」
Q.2階だと客は?
「そうですね。目につかないので」「(条例を)受け入れないとだめなら受け入れて、別のやり方を探す」
コロナ以降の「家飲み」の増加や若い世代の酒離れなども指摘される中で、客引き禁止によるイメージアップで天文館に再び人を呼び込むことができるのか?南九州最大の繁華街は今、新たな転換期を迎えています。
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