プロ野球独立リーグの『新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ』が、NPB(日本野球機構)の2軍リーグ戦への参加内定を受け、球団の池田拓史社長が2日に会見を開き「課題を解決する必要がある」と述べました。

【新潟アルビレックスBC 池田拓史社長】
「私共は、2024年からの『イースタン・リーグ』への参加に対して準備をさせていただく“スタートラインに立たせてもらうためのスタートライン”に立たせてもらったと私は認識しています」

会見を開いたアルビBCの池田拓史社長は「あくまで今は内定の段階だ」と強調し、「これからは課題を1つ1つ解決する必要がある」と話しました。

9月29日に開かれたNPBのオーナー会議で、2軍リーグへの参加について条件付きでの内定の承認がされており、池田社長は残された課題として、練習施設や選手寮などの確保を挙げ、選手を取り巻く環境整備を今後充実させていくとしています。

また、試合数が現在の倍以上に増えることから、選手やコーチを増員する必要もあるため、球団独自のトライアウトも検討しているということです。

【新潟アルビレックスBC 池田拓史社長】
「せっかくファーム・リーグに参加できても、毎試合勝てないゲームになるとお客様の関心もなかなか上がってこない。時間はかかるとは思いますが、その時間を少しでも短縮できるよう、チーム編成や環境整備を進めていきたい」

NPBでは、来シーズンからの2軍リーグの拡充を検討しており、『新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ』をイースタン・リーグに、『ハヤテ223(静岡)』をウエスタン・リーグに新規の参加を認める方針です。

今後この2チームついてNPBでは、本拠地での練習環境や選手寮などの福利施設のほか、ファーム・リーグでの試合遂行能力の持続性などを最終確認したうえで、11月のオーナー会議の席上で参加が正式に判断されます。