中国・杭州で開かれているアジア大会。サッカー男子・22歳以下の日本代表は1日、準々決勝で北朝鮮代表と対戦。FW内野航太郎(筑波大)とMF松村優太(J1鹿島)が得点し、2対1で勝ちました。
アルビレックス新潟からJ2栃木に期限付き移籍中のGK藤田和輝と新潟県長岡市出身のMF谷内田哲平(J1京都)が先発出場。アルビレックス新潟のMF小見洋太は途中出場でした。
試合序盤から縦に速く、前がかりに出てくるフィジカルの強い北朝鮮を相手に、日本はなかなか自分たちの形を作ることができません。縦パスを北朝鮮にインターセプトされ、カウンターからピンチを招く場面も。
それでも23分、左サイドからDF奥田勇斗(桃山学院大)のパスを受けたMF佐藤恵允(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)がシュートを放ちますが、これはキーパー正面。得点を奪えません。
反対に33分、パスミスからピンチを招きますが、北朝鮮の選手が放ったシュートをGK藤田和輝が左手1本でナイスセーブ!得点を与えず、前半は0対0で折り返します。
後半立ち上がり、日本はボールを繋いでチャンスをうかがうと、後半5分でした。左サイドのMF佐藤がクロス。ゴール前に飛び込んだFW内野航太郎(筑波大)が押し込んで先制に成功します。
しかし29分でした。日本の右サイドからボールを繋がれると、最後は中央からミドルシュートを決められて同点に追いつかれます。
それでも33分、MF佐藤とパス交換しペナルティーエリアに進入したMF西川潤(J1鳥栖)が相手キーパーに倒され、PKを獲得。これをMF松村優太(J1鹿島)が落ち着いて沈め、勝ち越します。
その後は北朝鮮の攻撃をしのいだ日本。2対1で競り勝ち、準決勝に駒を進めました。