新型コロナによる落ち込みから経済が回復する中、クリスマス商戦に向け農林水産省は今年度のバターの輸入枠を増やすことを決めました。

農林水産省はバターの輸入枠を毎年5月と9月に見直しています。

今年度のバターの輸入枠は、当初5月時点では8000トンでしたが、これを見直し1万320トンまで増やすと発表しました。

新型コロナから経済が回復し、お土産用の菓子などの生産が増えているほか、クリスマスなどの季節商戦で業務用バターの需要が年末に高まると予想されるためです。

他の乳製品の輸入枠をバターに振り替え、乳製品全体の輸入枠は当初の13万7000トンに据え置きます。

一方、ヨーグルトなどの原料である脱脂粉乳の輸入枠は、当初の750トンに据え置いています。