AIへの規制などを求め、アメリカの脚本家組合が行ったストライキをめぐり組合側は、先日発表した暫定合意が承認されたとして148日間続いたストを終了すると発表しました。

アメリカでは今年5月、AIへの規制やストリーミング再生における報酬の見直しなどをめぐり、脚本家組合が15年ぶりのストライキに突入。ほぼ全ての映画やテレビシリーズの制作がストップする事態となっていました。

26日、脚本家組合は先日発表された制作会社側との暫定合意について、執行部から全会一致の承認を得たとして、現地時間の27日午前0時をもって148日間続いたストライキを終了すると発表しました。

合意内容も公表され、制作会社側は、▼賃金について向こう3年間で段階的に12.5%増額することや、▼ストリーミング再生の総時間数を組合側に提示し、視聴数に基づく報酬を支払うことなどが盛り込まれています。

注目されていたAIの規制に関しては、▼生成AIに脚本を書かせないことや、▼AIの学習のために作品を利用しないよう主張できるなどとされています。一方で、脚本家自身がAIを使うことは状況に応じて可能だということです。

暫定合意は、来月行われる組合員による承認手続きを経て、正式に妥結します。

ハリウッドの正常化に向けては今後、俳優組合との交渉が焦点となりますが、ロイター通信は関係者の話として早ければ来週にも再交渉が始まる可能性があると伝えています。