中国の駐新潟総領事館に新たに着任した崔為磊(さい・いらい)新潟総領事が会見を開き、日中関係の正常な発展に向けた意気込みを語りました。
【崔為磊 中国駐新潟総領事】
「私が着任したあと、いたるところで中国に対する友好の雰囲気を感じた。そのおかげで、これからの仕事への自信が何倍にも増した」
9月20日に着任した中国の崔為磊(さい・いらい)新潟総領事は、締結から今年で45年となる『日中平和友好条約』などを踏まえ「日中関係が健康的・安定的に発展していくよう努力したい」と決意を語りました。
一方で、福島第一原発の処理水の海洋放出を受けて中国で日本産の水産物が輸入禁止となっている問題にも触れ、総領事自らが新潟県産の水産物を買って食べたことを明かしました。

【崔為磊 中国駐新潟総領事】
「この問題においては、知恵を用いたらきっと解決策を見出せると思う。私たちはお互い相手の立場に立って考えることが必要だと思う」
また、この問題をめぐっては「個人的な感覚ではなく、科学的な事実に基づき判断するべき」とし、国際的な長期的監視体制の確立の必要性を訴えました。