■第19回アジア競技大会4日目(27日、中国・ 杭州 蕭山臨浦体育館 )
アジア大会柔道競技、最終日、男女混合団体戦が行われ日本は決勝でウズベキスタンを4-0で下し、大会連覇を達成した。
2018年ジャカルタ大会から採用された混合団体戦、今大会は9チームが出場。決められた階級の1つ下の階級まで試合に出ることが認められている。
日本は初戦でネパールと対戦。1戦目、男子90㎏以下の田嶋剛希(26、パーク24)が袖釣込腰で一本勝ち。続くは団体戦専用メンバーの女子女子70kg超の髙橋瑠璃(23、SBC湘南美容クリニック)が登場。今大会初戦でも落ち着いた柔道で体落から袈裟固で合わせ一本で勝利。その後も100kg超の太田彪雅(25、旭化成)、57kg以下は玉置桃(29、三井住友海上)が一本勝ちを収め初戦は4‐0で勝ち上がった。
準決勝は韓国と対戦。3‐0で迎えた4試合目、団体戦専用メンバーの男子73kg以下、大吉賢(24、SBC湘南美容クリニック)が出場した。今大会初出場でなかなか攻められない状態だったが3分26秒、裏投で一本勝ち、日本は2試合で1人も負けることなく決勝進出を決めた。
連覇を狙う決勝の相手はウズベキスタン。男子は3階級とも劣勢の日本、1戦目は太田、相手が崩れた所を崩れ上四方固で抑え込み技あり、その後も攻め続け優勢勝ちを収めた。
2戦目は玉置も開始1分20秒、相手を崩して横四方固で抑え込み一本勝ち、3戦目の大吉は指導を2回受けたが隅落で一本を奪い勝利、控えているチームメイトにガッツポーズを見せた。
4戦目、田中志歩(25、JR東日本)は攻め続けたが技が決まらずゴールデンスコアに突入した。最後は相手に3回目の指導が入り、田中の勝利。日本は3試合で1つも星を落とさず完全優勝で大会連覇を達成した。
※写真中央は田中志歩選手
【柔道混合団体決勝】
〇太田彪雅 優勢 A.ユスポフ●
〇玉置桃 横四方固 D.ケルディヨロワ●
〇大吉賢 隅落 M.ユルドシェフ●
〇田中志歩 反則 G.マトニヤゾワ●