中国・杭州で行われているアジア大会。26日にフェンシング男子エペ個人が行われました。

決勝は初めての日本人対決。
新潟市西区出身の古俣聖選手(25・本間組所属)と、加納虹輝選手(25・日本航空所属)の戦いです。

アジア大会で銀メダル獲得の古俣聖選手(25・新潟市西区出身)

世界ランク17位の古俣は3分3ピリオド・15点先取の決勝トーナメントを勝ち上がり、迎えた準決勝。香港のホ・ワイ・ハンを相手に、序盤はポイントを先行される苦しい展開に。
それでも怒涛の7連続ポイントで一気に逆転し、15対12で勝利して決勝に進みました。

決勝の相手は東京五輪男子エペ団体の金メダリスト・世界ランク4位の加納虹輝。決勝で日本人対決となるのは初めてです。
序盤は互いにけん制し合う展開も、第1ピリオド終盤、加納に3連続ポイントを許し、0対3で第1ピリオドを終えました。

第2ピリオド、古俣が攻撃を仕掛けるところを加納が素早い攻撃でポイントを重ね、3対9と得点差が6に広がります。

第3ピリオドも加納に連続ポイントを許しますが、古俣も2連続ポイントで反撃に出ます。しかし、加納が最後に突き放しました。試合は7対15で加納の勝利。
加納が日本勢45年ぶりの金メダル、古俣は銀メダルとなりました。