果樹栽培について「世界農業遺産」の認定を目指している峡東地域で、18日専門家による現地調査が、約2年ぶりに再開されました。

世界農業遺産は、伝統的な農業などを営む地域をFAO=国連食糧農業機関が認定する制度です。

山梨市と甲州市、それに笛吹市は、ブドウやモモの果樹栽培や景観を守り、地域の活性化につなげようと認定に向けて取り組んでいます。

新型コロナの影響で2年以上中断されていた現地調査が18日再開され、調査員が栽培方法や春にはモモの花でピンク色に染まる景観の美しさなどについて説明を受けました。

今回の調査で認定基準を満たしているか審査されます。国内では、静岡県のワサビ栽培など11か所が、これまでに世界農業遺産に認定されています。