今年5月、福岡市の私立高校に通う女子生徒が、いじめなどを訴える遺書を残して自殺した問題です。福岡県は、翌日、自殺について警察から情報提供を受けていたにもかかわらず、約1か月対応しなかったことを明らかにしました。1か月後に学校側に報告を求めたものの、その後も3か月間確認していませんでした。
◆高校生が遺書を残して自殺
この問題は今年5月、福岡市の私立高校に通う2年生の女子生徒が、いじめにあったことや家庭内の状況などを書いた遺書を残して自殺したものです。
◆翌日、警察が福岡県に情報提供 県は1か月対応せず
福岡県によりますと、女子生徒が自殺した翌日、福岡県警から福岡県に情報提供がありました。しかし連絡を受けた県は約1か月間対応しませんでした。通常は、1日~2日で提出される「事故の報告書」が提出されなかったため、県は約1か月後の6月20日になって学校に対して報告を求めたということです。
◆事故の報告書 学校は「提出せず」 県は「確認せず」
一方、学校側は専門家を入れた対策委員会を設置して生徒や教員への調査を実施したもののその後、約3か月間報告しませんでした、この間、県も学校側に確認していませんでした。
◆福岡県「深く反省している」
女子生徒の自殺から約4か月間、対応しなかった理由について、福岡県私学振興課は「警察から連絡を受けた担当者から報告がなかった。責任者である課長も9月に報道されるまで女子生徒が自殺した事実を知らなかった。情報共有がされておらず深く反省している」などと説明しています。
◆悩みがあれば相談を
福岡県は「ふくおか自殺予防ホットライン」で24時間・年中無休悩みなどの相談を受け付けています。
「ふくおか自殺予防ホットライン」 092-592-0783
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