岩手県宮古市の山に入ったまま15日から行方不明となっていた78歳の男性が20日、発見されました。命に別状はありません。

行方が分からなくなっていたのは盛岡市厨川の無職・藤村政隆さん(78)です。藤村さんは15日朝、家族に「山に行く」と言って出かけましたが、その日の夜、「車に戻れなかったので野宿していく」と電話をしたまま連絡が取れなくなっていました。

宮古警察署によりますと20日午前7時半ごろ、宮古市夏屋の市道で倒れている藤村さんを通行人が発見し、警察に通報しました。藤村さんは頭頂部と額にけがをしていて、矢巾町の高度救命救急センターに運ばれましたが、命に別状はありません。見つかった際に藤村さんは衰弱していましたが、会話は可能で、自分の名前を名乗ったほか、「自力で下山してきた」と話したということです。佐藤さんは登山をするために山に入っていました。