山梨県笛吹市で収穫前のモモが1400個盗まれたばかりですが、また大量に盗まれました。

今度は山梨市で、その数1500個、悪質な犯行をどうやって防ぐのか?
関係機関はカメラやドローンによる監視も検討しています。

収穫前のモモが盗まれたのは、山梨市正徳寺の近くにある2か所のモモ畑で、およそ1500個がなくなっていたということです。


畑を所有する2人の男性が6月17日、畑に行ったところ、モモがないことに気付きました。

一方の男性は6月13日から畑に行っていなかったということで、13日から今日までの間に盗まれたと見られています。

被害額はおよそ45万円に上るということです。

山梨県内では、笛吹市春日居町でも収穫前のモモ、およそ1400個が盗まれていて、警察が窃盗事件として捜査しています。

笛吹市春日居町の畑では約1400個のモモが盗まれた 16日


笛吹市 山下政樹市長:
悲しい事件。今まで対策していたが、認識を変えていかなければならない。

モモの大量盗難を受けて、笛吹市や警察、JAは17日に緊急の盗難防止対策会議を開きました。

緊急の盗難防止対策会議 笛吹市役所 17日


この中で、警察は張り込みやパトロールを強化していることや例年、収穫期の7月から始めていた消防団のパトロールを前倒しするなど対策を強めることが報告されました。

また、笛吹市はカメラやドローンで監視する実証実験を研究し、導入できるか検討するということです。

笛吹市 山下政樹市長:
神出鬼没、いつくるかわかないので、カメラの設置も考えていこうと。
農家の人が1年かけて育てたのもが、こんな形で被害を受けるのは許せないので、みんなで対応していきたい。

県内ではこれからモモやブドウの最盛期を迎えるだけに悪質な犯行をどうやって防ぐのか?特産品を守るための対策の強化が求められます。