沖縄県竹富町の沖合で18日、ダイビングをしていた男性2人の行方が分からなくなりました。海上保安庁などが捜索し1人を発見しましたが死亡が確認されました。残る1人の捜索が続いています。

海上保安庁によりますと、18日午後0時30分頃、竹富町西表島の南西の中御願島(なかのうがんしま)付近で、「ドリフトダイビング中の客2人が、1時間前に浮上予定だったが行方不明になった」と、ダイビング関係者から通報があったということです。

海上保安庁や消防などが捜索し、通報からおよそ2時間後に1人を発見しましたが意識がなく死亡が確認されました。残る1人の捜索が続いています。

事故当時、ダイビング客8人とインストラクター2人で2つのグループに分かれてドリフトダイビングをしていたということです。

ドリフトダイビングは、潜って潮に流されながら海中を移動する上級者向けの方法です。沖縄では今年6月にも、糸満市沖で7人が一時行方不明となる事故が起きていて、海上保安庁は、海面に浮かべるフロートとインストラクターをつなぐひもが外れ、ダイバーらを見失なったことが事故の原因だとして、業者2社に対し連絡手段の確保などの再発防止策を指導しています。