敬老の日にちなみ各地で長寿を祝う催しが開かれています。
今年100歳を迎えた大先輩の、人生を豊かに元気に過ごす秘訣は「泡盛の牛乳割り」を毎日飲むことです。

大正12年生まれことし100歳を迎えたのは沖縄市の山城清輝(やましろ・せいき)さんです。

教員や市の教育長を務めたという山城さん。教え子でもある桑江市長から表彰状と記念品が贈られました。

山城清輝さん(100歳)
「みんなのお陰でね、元気でおれるのは大変嬉しいです。本当にみんなにありがとうと申し上げたい」

定年退職後にはフルマラソンに挑戦し見事完走。前日にも親族でボウリングを楽しんだという山城さんの好きな飲み物は「泡盛の牛乳割り」。運動とお酒が長寿の秘訣なのかもしれません。

(Q週に何回くらい飲みますか)
山城清輝さん(100歳)
「ほとんど毎晩。はははは」
「何が好きかね。(家族)ヒージャーでしょ」
「ヒージャー、そう。ヒージャー(山羊)大好き」

孫が15人、ひ孫が26人、玄孫が1人、あわせて42人とたくさんの幸せに囲まれています。

孫・喜友名愛さん
「とにかくやると決めたらずっとやるおじいちゃんなので、頑張り屋さんのおじいちゃんです」
ひ孫・喜友名杏さん
「頭もいいし、元気で、いつも笑っているから、かっこいいな~って」

山城さんはきょうも孫やひ孫たちと一緒に食卓を囲むということです。

一方、お揃いの赤い衣装で軽やかにカチャーシーを披露するのはうるま市のご長寿姉妹。

先月104歳になった大野操(おおの・みさお)さんと、ことしカジマヤーを迎え96歳になった長嶺喜美子(ながみね・きみこ)さんです。

うるま市の長寿番付5位にランクインした姉の操さんはゆんたくが大好き。長寿の秘訣を聞かれると…。

大野操さん(104歳)
「なんでもあんまり、考えない方がいいね。その方がいいんじゃないですか」「みんなと一緒に話し合ったりしてね、それが一番」
長嶺喜美子さん(96歳)
(Q長生きの秘訣は?)「なんでも食べること」

こちらもうるま市の話題。川崎区では103歳を筆頭に75歳以上の地域の先輩の長寿を祝う敬老会が開かれました。

「マンボオ~レ、マンボオ~レ、フェレ~マンボ!ヘイ!」

地域の人たちによる歌や踊りに会場は大盛り上がり。

ステージではカジマヤーを迎えた96歳の矢野彌生(やの・やよい)さんが、カラオケで十八番の坂本冬美の「祝い酒」を披露し、自ら花を添えました。

矢野彌生さん(96歳)
「別に~・・・、長生きしようと思ってないけど、みんながよくしてくださいますから。川崎の住民の方がみんな優しいから、それで長生きができるんですかね~」
ことしトーカチ大嶺光枝(おおみね・みつえ)さん(87歳)
「皆さんとお会いするのが楽しみです」
(Qきょうのお祝いはどうですか?)「最高です」

元気な大先輩たちの姿と楽しい余興に、会場は拍手と笑いで包まれました。