これからシーズン真っ盛りとなるモモの盗難被害から。
笛吹市でおよそ1400個が盗まれました。農家を取材すると犯行手口から犯人像が浮かび上がってきました。

浅川博仁記者:
この畑で盗難被害が発生しました。盗まれたモモは人が食べるにはまだ早い青みがかったモモです。

収穫を控え大きく育ったモモのそばにある…切り取られた痕。
盗難被害に遭った農家の男性:
これ(モモを)赤くするために反射材なんですけどこの(木の)下のモモは何にもほとんど無いですよね。本当はここ真っ赤にばーっとモモがあったんですけど・・・

6月15日午前9時ごろ、山梨県笛吹市春日居町桑戸のモモ畑で農家の男性が収穫前の日川白鳳が盗まれているのを見つけ通報しました。

警察が調べたところ隣接する4か所の畑であわせておよそ1400個が盗まれていました。被害額はおよそ42万円に上ります。

被害農家:
いやもう許せないですよ、本当にもう・・・
別の被害農家:
せっかく収穫時期だったんでね・・・

一体、誰がどのようにしてモモを盗んだのでしょうか?
=犯行の計画性=
浅川記者:
被害にあった場所は土手沿いの車通りが多い道から1本入った、地元の農家の方しか通らないような場所です。
被害農家:
(ここは)一回は通らないともう恐くて入ってこられない狭い道なので、1度はきっと下見で来てるとは思うんですけど。あとは道路から見えないの分かってて。

被害に遭った農家によりますと、この場所は地元の農家しか通らない所で、計画的な犯行の可能性が高いといいます。
=犯人の人物像=
被害農家:
これバンって引っ張るとグキっとくじけるんですよ一本もくじけてないキレイにすぽんすぽん。盗り方が丁寧なんで、慣れてるような気もしますけどね。
(犯人は)一人じゃないですよね運ぶのも大変でしょうし目立ちますし。

およそ1400個のモモを枝を折らずに盗み出すのは、複数人でかつ収穫に慣れている人物ではないかといいます。

警察は14日の昼前から15日朝までの間に盗まれたとみて窃盗事件として捜査するとともにパトロールを強化しています。