9月定例香川県議会が開会し、踏切のトラブルが相次ぐことでんへの設備整備費用の支援などを盛り込んだ補正予算案などが一括上程されました。一方で、市民団体から県議会に、議員の海外派遣の見直しを求める署名が提出されました。

9月定例香川県議会では、先月亡くなった山本直樹議員を追悼して、黙とうが行われたあと、一般会計で約72億円の補正予算案など10の議案が一括上程されました。

(池田豊人 香川県知事)「県民の安全を確保するため、鉄道事業者が実施する踏切保安設備の機器の交換に対し、緊急的に支援を行う」

補正予算案は、ことでんの設備整備費用の支援に約3200万円、県立アリーナに風除室を設置する設計変更に伴う費用に約900万円などとなっています。

また、議会の合間には市民団体が、6月の議会で賛成多数で認められたブラジルなどへの議員の海外派遣について、約2000万円の費用が高額だとして議会に3万人分の署名を提出し、改めて見直しを求める陳情を行いました。

(明るい民主県政をきずく香川県連絡会 多田等 共同代表)「税金を納めるのにはどれだけえらい目、汗かいて仕事せないかんのか。そんなん簡単にすっと使われたら憤りを感じるしかない」

9月定例香川県議会は、来月6日まで開かれます。