富山県滑川市の建設会社「YKコーポレーション」が自己破産を申請していたことが分かりました。負債総額はおよそ1億4000万円です。

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、YKコーポレーションは8月30日に富山地裁に自己破産を申請していました。

YKコーポレーションは1965年4月に創業し、1992年に法人化。ほ場整備工事や道路改良工事などの土木工事のほか、個人宅や施設の外構工事、コンクリート工事などを手掛けてきました。

官公庁や一般個人、民間企業からの小口受注にも対応するなどして幅広く得意先を確保し、1998年10月期には、およそ1億円の売り上げを確保していましたが、競合が激しくなる中、売り上げを減らし、2016年10月期には売上高およそ1800万円まで減少していました。

その後、2021年4月に創業一族が退き役員を刷新、事業の立て直しを図ってきましたが、債務超過が続くなど、先行きの見通しが立たなくなったことから、2023年8月に自己破産申請を行ったとみられます。

負債総額はおよそ1億4000万円にのぼります。