ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した「悪は存在しない」の濱口竜介監督。これで黒澤明監督以来の快挙となったことについて、きょう会見で「偉大な名前を引き合いに出してもらい、申し訳ない」と謙虚に喜びを語りました。
濱口竜介監督
「何もない所から始めたような企画を認めて頂き、これからも地道にやっていきなさいと背中を押されたような気持ち」
今回の受賞を含めると濱口監督は、世界三大映画祭すべてのコンペティション部門で受賞したことになり、日本人では黒澤明監督以来の快挙です。
濱口監督は「最高賞を2つ取っている黒澤監督と自分とではスケールが違う」「偉大な名前を引き合いに出してもらい、なんだか申し訳ない気持ち」と語りました。
今後については「評価を頂く必要はないが、できるだけ長く映画を作り続けたいと思う」とし、海外との共同製作についても意欲を示しました。
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