実りの秋に、豊かな大地に広がる幾何学模様が広がりました。新潟県小千谷市では、こうべを垂れる黄金色の稲と真っ白な花をつけたソバが、今の時期にしか見られない特別な光景を生み出しています。

高台から見下ろすと、越後平野が様々な色に輝いています。まるで大地が織りなす自然のパッチワークです。
黄金色は、収穫を待つばかりのたわわに実ったコシヒカリ。そして白はかわいらしい花をつけて、まるで絨毯のように広がったソバ畑です。

黄金色とブラウン、そして白に染まった秋の田畑が、印象的な幾何学模様の世界を作り上げています。
「へぎそば」で有名な小千谷市ではソバの栽培が盛んで、9月中旬から下旬にかけて真っ白な花が見頃を迎えます。

山本山高原から見渡す「稲とソバのコントラスト」は、まさに今しか見られない新潟ならではの風物詩。
【新潟市から】
「やっぱりこういう田んぼはいいなあ、越後のコメがとれる場所はいいところだなと思いますね。こういう風にきれいに整っているところはあまりないですからね、やはりカメラマンがいっぱい来るんじゃないでしょうかね」

この貴重な光景が楽しめるのも、稲の収穫が終わるまでのあと少しの間だということです。