自治体の募集に応じて移住し、地域課題解決にあたる地域おこし協力隊員が新潟県の花角知事を表敬訪問しました。

11日に花角知事を表敬訪問したのは、新潟県が採用した地域おこし協力隊の3人です。
県外から移住し、去年から任期3年を過ごす中でサイクルツーリズムの推進や錦鯉の海外販路拡大など県の課題解決に向けた活動を行っています。

その中の1人、埼玉県から長岡市に移り住み、鳥獣被害対策にあたる鈴木暁慈朗さん(23)は、「若い担い手が足りないことを実感した」と報告しました。

【地域おこし協力隊 鈴木暁慈朗さん(23)】
「猟友会の方々も大変年をとられていて『これからは若い人にもお願いしたいよね』という言葉を聞いたことはあります」

【花角知事】
「ノウハウを移していかないと…育ってもらわないとね」

新潟県内では28の市町村で232人が活動している地域おこし協力隊。
地方での人口減少を背景に全国で導入されていて、新潟県は昨年度初めて隊員を採用し、今年度も7人を採用する予定です。花角知事は「今後もしっかりと活動を進めてほしい」とエールを送っていました。