22年度、新潟県内の児童相談所で受けた児童の虐待の相談件数は3600件を越え2年連続で過去最多を更新したことが県の調査で分かりました。
県によりますと22年度、県内6か所の児童相談所で対応した児童の虐待の相談件数は3661件で、21年度から156件増え2年連続で過去最多を更新しました。

虐待の種類としては暴言や子どもの前で喧嘩をするなどの心理的虐待が2216件と最も多く、次いで身体的虐待が875件、ネグレクトが531件などとなっています。

また、被害を受けた児童の年齢は0歳から2歳が595件、3歳から6歳が934件と就学前の6歳以下が全体の4割以上を占めています。

主な虐待者は実の母親が1758件と最も多く、次いで実の父親が1675件となっています。

県は、一人で抱え込まずに相談をしてほしいとしたうえで児童相談所虐待対応ダイヤル「189」の活用を呼び掛けています。
