原発再稼働の判断の前提となる新潟県独自の3つの検証が大きな節目を迎えそうです。県がとりまとめている「3つの検証の総括」について県は、総括した結果を近く公表する方向で最終調整していることがわかりました。
11日午後、県の防災局の幹部が県議会の最大会派、自民党県連の幹部のもとを訪れました。

その中で、県が行ってきた県独自の3つの検証について総括が終わったと報告したということです。
【県防災局 原直人 局長】「県の考え方はわかったというイメージかなと私は思っています」

出席者によりますと、この総括の結果について県は11日にも発表する方向で最終調整しているということです。

発の安全性に関する「県独自の3つの検証」では福島第一原発事故の原因、事故が及ぼした健康と生活への影響、事故が起こった場合の安全な避難方法について議論してきました。

今年3月に検証の報告書が出そろい、残るは、これらをとりまとめる「検証総括」となっていましたが県と、検証総括委員会の池内了前委員長との間で意見が対立し、検証総括委員会に代わって県が取りまとめることになっていました。

【花角知事】「柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の議論につきましては、3つの検証をとりまとめた後に始めたいと考えております」

崎刈羽原発再稼働について問われるたびにこう答えていた花角知事。原発再稼働についての議論は本格化するでしょうか…。
