津波や高潮などの災害から命を守ろうと、愛媛県宇和島市にある小学校の裏山に住民が手作りした避難路が完成しました。
10日、避難路を整備した宇和島市遊子地区の住民らおよそ70人が参加した式典が、遊子小学校で行われ、自治会の代表者が、住民にボランティア活動への感謝を伝えました。
この地域は南海トラフ巨大地震で3.5メートルの津波が50分ほどで到達すると想定されていて、住民らはこの程、遊子小と海抜およそ30メートルの高台を結ぶ階段を整備しました。
4年前に当時の校長が、学校の裏山に避難路を作り始め地域ぐるみの活動に発展。
65段の階段が整備され小学校から5分ほどで高台に到着できるということです。
遊子小ではこれまで、200メートルほど離れた高台へ避難する計画でしたが、海のそばを通るなど避難中の安全確保が課題となっていました。
(遊子小の児童)
「(以前の避難場所は)少し遠い場所なので時間がかかってしまうことがあったが、ここに避難路ができたことで皆が安全に津波からも地震からも身を守ることができるので安心する」
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