フランスで始まった「ラグビーワールドカップ2023」。
前回、2019年の東京大会で史上初のベスト8となった日本代表は、「One Team」でベスト4以上を目指します。
10日に行われた初戦のチリ戦には、新潟市秋葉区出身の稲垣啓太が先発出場しました。

“難しい”と言われる立ち上がり、日本はワールドカップ初出場・チリの勢いを受けると、前半6分に日本の左サイドを突破されて先制のトライを奪われます。
それでも日本は前半8分、試合再開のキックオフからプレーを継続すると、最後はファカタヴァがトライ。その後のコンバージョンキックも松田力也がきっちり決めて、日本はすぐに7対7の同点に追いつきます。
これでリズムをつかんだ日本はチリの攻撃をしっかりとタックルで抑えると、素早いボール回しで相手陣内に攻め込んでいきます。すると前半30分に、ナイカブラのトライが決まり勝ち越しに成功。さらに松田のコンバージョンも決まって14対7となります。
前半終了間際には、敵陣でのラインアウトからモールで押し込むと、ファカタヴァがこの試合2本目のトライ。松田も3本目のコンバージョンをしっかり決めて、前半を21対7で折り返しました。

後半の立ち上がり、日本はディラン・ライリーがイエローカードで10分間の退場となり数的不利となった所をチリに押し込まれてトライを許します。
日本は後半14分、連続攻撃でチリの守備を崩すと、中央のラックからリーチ・マイケルが飛び込んでトライ。すぐさま取り返します。
その後は中村亮土やワーナー・ディアンズがトライを決め、キッカーの松田はトライで得たコンバージョンキックをすべて成功!

日本代表は6トライを奪って42対12でチリに勝利しました。
さらに4トライ以上を決めたため、ボーナスポイントとして勝ち点が追加され、日本はこの試合で勝ち点5を手にしました。新潟市出身の稲垣啓太も後半13分までプレーしました。

次の試合は18日(月)にイングランドと対戦します。