新潟県内は6日、大気の状態が非常に不安定になり各地で大雨となりました。
大雨の峠は越えましたが地盤が緩んでいるところがあり、上越では夜のはじめ頃にかけて土砂災害に注意・警戒が必要です。

新潟県柏崎市安田では午前10時前、これまでなかなか降らなかった大粒の雨が地面を叩きつけていました。
6日の新潟県内は前線の活動が活発となり、大気の状態が非常に不安定に。各地で大雨となりました。阿賀野市瓢湖では午後3時前までの12時間に49.5ミリの雨が降り、9月としては観測史上最大となりました。
【記者リポート】
「午前10時半ごろの長岡市ですが、ほんの5分程前からかなり強い雨が降ってきました。雷の大きな音も鳴り響いています」

6日午後4時半までの24時間に降った雨の量は糸魚川市能生で122.0ミリ、上越市高田で82ミリ、新潟市中央区で35ミリ、長岡市で33.5ミリなどとなっていて、それぞれ8月に降った雨の量を大幅に上回っています。
【街の人は】
「雨が降っても、ちっとも爽快な気分になれませんよね。雨が降ったら、もっとヒヤっとすると思うけども、なんか蒸し暑くて…」

新潟地域や長岡地域、上越地域には一時、大雨洪水警報が発表されていましたが、現在は全て解除されています。

新潟地方気象台によりますと大雨の峠は越えたということですが、新潟県内にはこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、上越では6日夜はじめ頃にかけて土砂災害に注意・警戒が必要です。また6日夜はじめ頃にかけて雷を伴い1時間に30ミリの激しい雨の降るところがありそうです。雨雲が停滞した場合は、大雨警報を発表する恐れがあります。

あす7日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、上越と中越で80ミリ、下越で60ミリ、佐渡で30ミリと予想されています。新潟県内では落雷や突風にも注意してください。