語り部によって同じ話でもまったく違う印象を残すこと、よくありますよね。

今回ご紹介するのは小泉八雲が著した「怪談」にまつわる舞台を巡る「松江ゴーストツアー」の新しい試みなんですが…語るのは武者なんです。

どんな風に変わったかと言いますと。

「通りから人の足音が近づき、芳一の目の前で止まった。芳一!芳一!芳一!」

小泉八雲の怪談「耳なし芳一」を語るのはまつえ若武者隊の本間亀二郎隊長です。
亀二郎隊長の武者言葉が、あたかも、小泉八雲が描いた世界がその場に広がっているかのごとく、怪談の中に観客を誘います。

「琵琶はここにある。琵琶法師がおらん。2つ、耳があるだけではないか。仕方ない。主君にこの耳を持って帰るか」

小泉八雲の怪談の舞台を巡る松江ゴーストツアーは2008年に始まり、観光客を中心に人気を博しています。
「世にも奇妙な武者怪談」は、松江城のギリギリ井戸や月照寺を徒歩で回る通常のゴーストツアーと異なり、小泉八雲記念館で行われるイベントとなっています。

小泉八雲記念館 小泉凡 館長
「2キロ歩きたいけど歩けないという方も結構いらっしゃるんですよね。そういう方には是非、来ていただきたいですし、松江の中で怪談文化というのはひとつの個性だと思っていますので、それを知っていただく機会が増えたというのは、非常に喜ばしいことだと思っています。」

会場には、怪談をイメージした切り絵も映し出され、より神秘的な雰囲気を醸し出します。

また、小泉八雲の怪談だけでなく、出雲地方に伝わる物語も語られました。

(化け猫の話より)
「ばば様の着物を着た大きな猫が頭の傷をなでていた。と、障子を開けるやいなや…」

招待客
「話は何個か知ってたんですけど、すごい迫力があっておもしろかったです。」
「知らないお話とかもあって、楽しく聞くことができました。」

まつえ若武者隊 本間亀二郎 隊長
「怪談は怖いだけではない。不思議なこともある。この世にはこういうこともある。というこの世の真理の一面、これを感じていただければと思いますな。」

「世にも奇妙な武者怪談」は、9/24(日)、9/30(土)、10/14(土)、小泉八雲記念館で開催されます。

残暑厳しい日が続きます。涼を求めて、皆さん、世にも奇妙な武者怪談、いかがでしょうか。