ゼレンスキー大統領の後援者だったことでも知られるウクライナ有数の富豪が、資金洗浄などの罪で起訴されました。

ウクライナ保安局は2日、オリガルヒと呼ばれる新興財閥の一人で富豪のコロモイスキー氏について、資金洗浄と詐欺の罪で起訴したと発表しました。

管理下の銀行を通じて日本円でおよそ20億円を海外に送金し、資金洗浄した疑いがあるということです。地元メディアは首都キーウの裁判所が60日間の身柄拘束を命じたと報じています。

コロモイスキー氏は自身が所有するテレビ局で、当時コメディアンだったゼレンスキー氏が大統領を演じるドラマを放送し、2019年の大統領選で支援。

一方、ゼレンスキー氏は大統領就任後、汚職対策を強化していて、2日の声明ではウクライナの司法当局に謝意を示した上で、「法律は機能しなくてはならない」と強調しました。