任期満了に伴う岩手県知事選挙は3日投開票が行われ、現職の達増拓也氏が新人の千葉絢子氏を退け5回目の当選を果たしました。

(5選を果たした 達増拓也氏)
「交流人口も増やして、県民と岩手に関わる人たちをエンパワーできる岩手にしていきたいと思います」


開票結果です。
達増拓也、当選、33万6502票
千葉絢子、23万2115票

現職の達増氏が新人の千葉氏に10万票余りの差をつけて5回目の当選を果たしました。
達増氏は盛岡市出身の59歳で、立憲民主党、共産党、社民党の県組織の支持を受け、国民民主党県連も連合岩手と連携して支援しました。震災復興や新型コロナ対策の実績をアピールし、いわて県民計画の着実な推進も掲げて県政の継続を訴えました。

千葉氏は自民党県連などの支援を受け県政の刷新を訴えましたが及ばず、支持者を前にあいさつしました。

(千葉絢子氏)
「このような結果になりまして、皆さま方にも大変ご迷惑をおかけしたこと、まずもって心からお詫びを申し上げたいと思っております」


千葉氏は「これが最後の挑戦、今後一切政治活動はしない」と述べました。

投票率は56.63%で、4年前の前回を3.17ポイント上回りました。